佐渡島の豚屋
佐渡島の豚屋(ぶたや)は地域養豚の再生と発展に挑戦しています
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離島での困難に立ち向かう
佐渡島の養豚場では、3つの主要な課題に取り組んでいます。まず、飼料の輸送コストが高く、経営を圧迫しています。新潟港から佐渡港(農場)までの追加運賃が大きな負担となっています。また、島内にと畜場がないため、出荷や販売に関する物流コストが高く、採算性の確保が難しい状況にあります。さらに、専門的な知識や技術を持つ人材や獣医が不足しており、効率的な経営が困難です。
しかし、イギリスの放牧方式や長期哺乳期間など、ストレスフリーな飼育方法を採用することで、飼料コストを抑えることができます。また、一年を通した自然な飼育サイクルにより、佐渡ならではの物語性のある豚肉を提供できます。これらの取り組みによって、離島ならではの課題に立ち向かっています。
つぶちゃん(推しの母豚)
この佐渡に残したい母豚、つぶちゃんは子育ても上手で、離乳までの期間が90日と長いのが特徴です。分娩の8時間前になると、青草を噛みちぎって巣作りを始めるなど、出産に向けて丁寧な準備をします。つぶちゃんの子育てぶりは、佐渡の養豚文化を継承していく上で大切な要素となっています。
最新放牧情報
2024年7月
梅雨の季節。つぶちゃんの2産目の子豚たちも元気いっぱいに育っています。雨の日も水浴びを楽しみながら、健やかに過ごしています。
2024年4月
つぶちゃんは出産を控え、丁寧に巣作りを始めています。大切な赤ちゃんが産まれるまでに、暖かい寝床を用意しているようです。
2023年8月
厳しい夏の暑さが続きますが、子豚たちはしっかりと水浴びをしたり、日陰に涼しい水溜りを作って過ごしています。
代表者の経験
私は千葉県東庄町で養豚業を始め、繁殖から肉豚生産までを学びました。この経験が私の基盤となっています。
次に、千葉県南房総市の放牧養豚農家でサポートと修行をさせていただきました。そこでは、これまでにない放牧経験や豊富な知恵、新しい技術を学ぶことができました。
その後、黒豚放牧の専門家から、放牧方法や豚の生理、仕事の仕方を詳しく教わりました。これらの経験を通して、私の養豚の視野が一層広がりました。
そして今、この豊かな経験を活かして、佐渡島での養豚業に挑戦しています。
米澤正輝
起業の動機について
佐渡島という地域の課題解決と持続可能な畜産業の実現を目指しています。これまで米作中心だった農業から、付加価値の高い畜産業へと展開することで、島の自然を生かした循環型農業を実践したいと考えています。
高品質な豚肉を生産し、佐渡島の新しい特産品として多くの人に知ってもらいたいです。地元の農家や企業と協力しながら、生産だけでなく加工や販売にも取り組み、より多くの付加価値を生み出していきます。
佐渡牛と並んで、佐渡島の豚を広く知ってもらうことが私たちの目標です。そのため、新しい豚屋を増やし、島の豚文化の発展に貢献していきたいと考えています。
事業の目的と将来のビジョン
私たちは、自然環境の中で飼育された健康的で安全な豚肉を提供することを事業の目的としています。薬剤を使用せず、ストレスの少ない環境で育てられた豚は、消費者の求める安心安全な食材となります。
地元の飲食店や食肉販売業者と連携し、佐渡産の美味しいブランド豚を共同で開発・販売していきたいと考えています。
将来的には、私たちの取り組みを手本に、佐渡島内で養豚業を営む事業者を増やしていきたいと思います。そのための支援や指導を行い、豚文化の発展に貢献したいと考えております。
私たちの取り組み
独自の飼養方法
大企業の模倣では成功できません。佐渡島の大自然の中で、豚の健康と幸せを第一に考えた独自の飼養方法を確立していきます。
島外への挑戦
佐渡島で育てた安全・美味しい豚肉を、島外の飲食店や食肉販売店と連携して販売。佐渡ブランドの豚肉文化を全国に広げていきます。
概要
完全な放牧養豚
自然と調和させて他の豚肉とは違う付加価値を付ける。
豚フン堆肥
佐渡島内では牛フン堆肥しかありません、需要があり評判の良かった豚フン堆肥を復活させて農家の方に新しく成分分析表も付けて流通させる。
地元農家への貢献
成分分析表もあれば信用が生まれ、豚フン堆肥を信頼して使用してもらう事ができる。
循環型農業
豚を出荷した後の土地に種を植えると、手を加えずとも野菜が良く育ちます。一度休ませて草が生えた土地には、また豚を放牧する事ができるという仕組みです。
臭いを管理した快適な放牧場
放牧後は農作物の栽培を行い、循環型農業を実践します。豚の糞便を活用し、おが屑や糠などと混ぜて堆肥を製造します。シートをかけることで発酵を促進し、悪臭を抑えることができます。
これまでお世話になった地元の農家の方々に恩返しとして、自家製の堆肥を提供したいと考えています。小規模な規模で行っているため、糞尿の処理に困る心配はありません。少しずつ生産し(約100kg)、直接農家の堆肥置き場まで運んでいきます。
年に1回の少頭数での出産計画のため、私一人でも十分に管理できています。定期的に木酢液を散布することで、養豚場特有の悪臭は発生しません。
市場環境と商品の特徴
競合ひしめく黒豚市場
鹿児島や新たな地方産の黒豚が出回っており、黒豚というブランドはすでに多く存在します。
佐渡島の黒豚の過去
以前から佐渡島でも黒豚を育てていましたが、生産者の経営難や肉質の低下により廃業が相次いでいます。
佐渡島の環境と飼育
佐渡島は海洋性気候で、澄んだ空気とミネラル豊富な水や土壌があります。エサには佐渡産のお米やリンゴ、サツマイモ、野菜を使用しています。
目指すは豚本来の旨味
自然環境で育て、時代を巻き戻し、豚本来の旨味を目指します。くさみやあくもなく、体温でとろける甘い脂と、細かい繊維の中にも脂が入り、ほどよい弾力のある赤身を追求します。
販売市場と売り
過去のデータを見ると、市場の半数は地産地消が主流で、一戸の生産者が長期ブランディングを行うのが中心でした。その中に私たちの黒豚が入っても、消費者の目に触れる機会は少ないでしょう、供給量も限られている為。一方でJAや流通業者にある、牛肉のようなしっかりしたブランディングは豚肉では少ないのが現状です。
そこで、佐渡島で育てた高品質な純粋種の黒豚「Sado Berkshire」を限定的に出荷したいと考えています。種豚からストレスのない完全放牧で育て、豚肉本来の美味しさを追求します。この取り組みにより、佐渡の養豚業を復活・発展させ、地域の食文化にも新たな価値を生み出したいと思います。島内外の消費者の方々に、本物の佐渡黒豚の魅力を知っていただきたいと願っています。
大手養豚場の商品も価格と品質のバランスが良く、多くの方に支持されていますが、時折、新しい豚肉を求める消費者もいるはずです。地元産や有名ブランドの豚肉に加え、完全放牧の佐渡黒豚も選択肢の一つとなれば、さらに食の楽しみが広がるのではないでしょうか。安全・安心な豚肉を求める消費者の需要にも、しっかりと応えていきたいと考えています。
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ここまで閲覧していただきありがとうございます。Gammaを使ってホームページを制作することができました。
このページではご当地の佐渡島で育った豚について詳しく説明しています。島の景色や放牧風景、そして豚肉の特徴など、様々な情報を今後も投稿していきます。消費者の皆様に、ご理解を深めていただければ幸いです。
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